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「第7回火の国ボランティアフェスティバル八代」の報告(第4号)

2013年10月11日
平成18年度から実施している県内ボランティアの祭典「火の国ボランティアフェスティバル」。
第7回目となった平成25年度は、「やっちろ よかとこ よか心」を大会キャッチフレーズとして、10月5日(土)・6日(日)の両日、八代市厚生会館をメイン会場に開催され、県内外から2日間で約900名のボランティア等の方々が集まり、ボランティアを通して「学び」と「感動」を共有しました。

オープニング(1日目)

オープニングアトラクションとして、八代厚生会館の会場周辺でチンドン屋さん(アダチ宣伝社)が演奏をしながら来場者を出迎え、会場内では、八代白百合学園高等学校の吹奏楽部による演奏が行われました。

開会式典

実行委員会副会長の藤本一臣氷川町長
実行委員会会長の中村博生八代市長
熊本県ボランティア連絡協議会の潮谷愛一会長
蒲島郁夫熊本県知事
実行委員会副会長の藤本一臣氷川町長による開会宣言のあと、開催地を代表して実行委員会会長の中村博生八代市長から、主催者を代表して熊本県ボランティア連絡協議会の潮谷愛一会長からご挨拶がありました。
また、来賓を代表して蒲島郁夫熊本県知事が祝辞を述べられました。

キャッチフレーズ表彰式

本フェスティバルのキャッチフレーズである「やっちろ よかとこ よか心」をつくった氷川町の河野真美さんへの表彰状と記念品が中村会長から贈られました。

記念講演

医療法人社団 寿量会 熊本機能病院顧問の山本行文さんの講演では、「私とスポーツ~パラリンピックを経験して~」をテーマに、パラリンピックを通して、様々な障がいを持ちながら限りない可能性に挑戦し続けている多くの尊敬すべき知り合いができたこと、パラリンピックや地域でのふれあい教室などのイベントは、ボランティアに支えられて企画・運営され、そのおかげで障がいのある方も悔いのない人生が歩めていることなどについて、自身の障がいとパラリンピックでの経験をもとにお話しいただきました。

第1分科会

第1分科会は、「助け合いの心 災害活動」をテーマに、熊本高専八代キャンパスの上久保祐志准教授をコーディネーターとし、阿蘇市ボランティア連絡協議会の小嶋維男会長、秀学館高校生徒会、国土交通省八代河川国道事務所の川口芳人副所長から発表がありました。
小嶋会長からは、昨年7月の熊本広域大水害(九州北部豪雨災害)を受け、阿蘇市に設置された災害ボランティアセンターの運営や、災害を通して“日頃からの備え”“隣近所とのつながり”の重要性について学びを得たこと、秀学館高校生徒会からは、熊本広域大水害(九州北部豪雨災害)で被災した阿蘇市での災害ボランティア活動について報告がありました。
川口副所長からは、災害時の情報の発信・収集の重要性と、一早く防災情報を得るための手段について説明がありました。

第2分科会

第2分科会は、「美しいふるさと 未来に残す環境活動」をテーマに、熊本大学の宮瀬美津子准教授をコーディネーターとし、次世代のためにがんばろ会の松浦ゆかり代表、八代市立坂本中学校の西村敏明教諭、八代に桜を植える会の澤田一誠副会長から発表がありました。
松浦代表からは、小中学校への環境出前授業や小学校での放課後子ども教室、ごみ問題の地域新聞作成など、次世代を担う子どもたちへ自然環境の尊さを伝える活動について、西村教諭からは、「持続可能な社会の形成者」の育成を目指して、9年目となる学校版環境ISOの取り組みについて、澤田副会長からは、桜の植樹活動についての報告がありました。

第3分科会

第3分科会は、「心と心を結ぶ交流活動」をテーマに、中九州短期大学の川井健次教授をコーディネーターとし、地域日本語支援やつしろクラブの内山和代代表、氷川町立宮原小学校のJRC(Junior Red Cross)委員会児童8名、NPO法人とら太の会の山下順子理事長から発表がありました。
内山代表からは、八代市内に住む中国人、フィリピン人、韓国人などの外国人登録者を対象に行っているミニ日本語スピーチ大会や日常会話の支援、生活上の悩み相談などの多文化共生を目的とした活動について、JRC委員会の8名の児童からは、東日本大震災で被災した宮城県石巻小学校や、氷川町内にある氷川学園・早尾園といった社会福祉施設などとの交流活動について、山下理事長からは、障がいのある子どもと地域の中で共に暮らしていくための支援活動について報告がありました

第4分科会

第4分科会は、「やすらぎのまちづくり 安心して暮らせる地域活動」をテーマに、熊本高専八代キャンパスの森山学准教授をコーディネーターとし、植柳校区福祉推進協議会の谷川成孝会長、八代市こども会連合会の上田護副会長、社会福祉法人清流会 氷川学園の鮫島吏美主任支援員から発表がありました。
谷川会長からは、校区内に住む一人暮らし高齢者のひきこもりをなくすために始めた、いきいきサロンの活動内容について、上田副会長からは、地域の連帯感の希薄化が叫ばれる中、地域活性化に向けた子ども会の取り組みについて、鮫島主任支援員からは、施設での体験学習やワークキャンプを通した小学校との交流、民生委員や地域のボランティアとの協働により実施される施設でのコンサートや学園祭などの活動について報告がありました。

ふれあい広場(物品販売・交流スペース)

メイン会場となった八代厚生会館内にある芝生広場には、2日間にわたりふれあい広場が設けられ、地元の福祉施設等による手作り雑貨や特産物の販売が行われました。

交流会

藤本一臣副会長の開催地代表挨拶のあと、熊本県社会福祉協議会の良永彌太郎会長の乾杯の発声で交流会がスタートしました。
アトラクションとして、秀岳館高等学校による雅太鼓、イリマレイアロハによるフラダンス、小松又男さんによる手品、ALPACOによるギターデュオが披露されました。

オープニング(2日目)

2日目は、八代少年少女合唱団による歌声で幕を開けました。

ボランティアトーク

熊本県ボランティア連絡協議会の潮谷愛一会長をファシリテーターとして、八代市立第四中学校3年生の橋口未来さん、プロレスリング求道軍の幸村ケンシロウ代表、日奈久温泉街案内人の会の高田榮昭会長、竜の子おはなし会の古閑由美会長から発表がありました。
橋口さんからは、高齢者と若い世代の交流を図るために始めた介護予防のためのいきいきサロンの活動について、幸村代表からは、痛みに鈍感になっている現代の子どもに対して、プロレスを通して命の大切さを伝える教育プロレスの活動について、高田会長からは、日奈久温泉街を活性化させるための観光ガイドの活動について、古閑会長からは、小中学校における本の読み聞かせを通した子育て活動について発表がありました。
発表後、会場からも活発的に質問があり、参加者も交えたボランティアトークとなりました。

アトラクション

引継式・閉会式までのアトラクションとして、八代ウィンドオーケストラによる演奏が行なわれました。

引継式

実行委員会副会長の橋口尚正八代市ボランティア連絡協議会会長から次回開催地である菊池ブロックに大会旗が引き継がれたあと、菊池ブロック代表の中島紘一菊池市ボランティア連絡協議会会長から次回フェスティバルの意気込みについてお話がありました。

閉会式

実行委員会副会長の橋口八代市ボランティア連絡協議会会長が閉会のご挨拶を述べられたあと、八代少年少女合唱団を交え、会場全体総立ちで「故郷(ふるさと)」の合唱があり、盛会の裡に幕を閉じました。
社会福祉法人熊本県社会福祉協議会
〒860-0842
熊本県熊本市中央区南千反畑町3番7号
熊本県総合福祉センター内
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